年末調整はどうやる?転職を1年に2回した人について

会社で働いていると、年末に必ず行うのが「年末調整」です。

年末が近くなると、どこの会社でも年末調整用の書類が配られます。

「去年はどうやって書いたっけ?」と悪戦苦闘しながら書類を完成させた人も多いのではないでしょうか。

では、転職して別の会社に移った時に、年末調整はどうするのでしょうか。

特に転職が重なって、「1年のうちに2回転職した」という人もいるのではないでしょうか。

このような場合、年末調整はどこで、どのようにすればよいのでしょうか。
「ただでさえ、面倒くさそうな年末調整のことなので、分かりやすく知りたい」という人もきっといると思います。

そこで、今回は、転職した人の年末調整のやり方について説明していきたいと思います。

そもそも年末調整とは何か?意味を確認しておこう!

年末調整

まず、「そもそも年末調整とは何なのか」ということを確認しておきましょう。

年末調整は何を調整するのかというと「所得税」です。

会社に所属している人は、源泉徴収という形で、所得税を天引きされ、納められています。

この天引きされている所得税は、給与の変動が考慮されていない「予測額」です。

ボーナスも「給与の5カ月分支給されるもの」として計算されています。

そのため、実際の1年間の給与と異なる場合がほとんどです。

そこで、年末に実際の所得が決定してから、所得税を計算し、源泉徴収した額との差額を清算するのです。

これが、年末調整です。

 

転職した場合の年末調整は必ず現在の就業先が行う

就業先

結論から言えば、何社転職しようと、年末調整は「現在の在籍している企業」でまとめて行います。

なので、1年間で2回転職していようと、3回転職していようと、年末調整を行うのは、現在いる企業1社のみです。

但し、年末調整を行う際に、それぞれ在籍していた企業の源泉徴収票が必要です。
これがないと、その年の源泉徴収額と所得が分かりません。

なので、転職した場合は年末調整に備えて必ず源泉徴収票をもらうようにしましょう。

通常は企業のほうから、最後の給料明細と一緒に源泉徴収票を送ってきたり、別途郵送してくると思います。

退職時に何も説明がなければ念のため、源泉徴収票はいつ受け取れるのかということを確認しておいてください。

場合によっては、年末になるまで発行してくれない企業もあります。
ついつい、忘れてしまいがちなので注意しましょう。

転職するタイミングによっては年末調整ができないことがある!?

タイミング

年末調整は何度転職しても、現在在籍している企業でまとめて行うと説明しました。

しかし、転職したタイミングによって、年末調整ができないことがあります。

それは、「転職先に入社した年度と前の会社から給与を受け取った年度が異なる」場合です。

年度が異なる分については、自分で確定申告をする必要があります。

例えば、A社→B社→C社と転職したとします。
以下に3パターン具体例で説明します。

① “A社、B社から最後に給与を受け取ったのが2018年→C社に入社したのが、2019年”という場合は、A社とB社の分は、自分で確定申告をする必要があります。

② “A社、B社から最後に給与を受け取ったのが2018年→C社に入社したのが、2018年”という場合は、すべて、C社で年末調整できます。

③ “A社から最後に受け取った給与が2018年、B社から最後に給与を受け取ったのが2019年→C社に入社したのが2019年”という場合は、A社の分のみ確定申告をする必要があります。

以上のように、転職先への「入社年度」と「転職前の企業で最後にもらう給与の年度」は意識しておくと、良いでしょう。

ただ、どちらの場合にしても源泉徴収票は必要となるので、しっかりと入手しておきましょう。

 

まとめ

年末調整は「所得税」を調整することが目的。

会社に所属している人が天引きされている所得税は、給与の変動が考慮されていない「予測額」。

ボーナスも「給与の5カ月分支給されるもの」として計算されている。
そのため、実際の1年間の給与と異なる場合がほとんど。

年末調整は「現在の在籍している企業」でまとめて行う。

1年間で2回転職していようと、3回転職していようと、年末調整を行うのは、現在いる企業1社のみ。

但し、年末調整を行う際に、それぞれ在籍していた企業の源泉徴収票が必要となる。

転職したタイミングによって、年末調整ができないことがある。

それは、「転職先に入社した年度と前の会社から給与を受け取った年度が異なる」場合。
年度が異なる分については、自分で確定申告をする必要がある。

どちらの場合にしても源泉徴収票は必要となるので、しっかりと入手しておく。

以上、転職と年末調整について説明しました。

年末調整できるか、それても自分で確定申告が必要かは、「最後に給与をもらう年度」と「入社年度」が大きく影響します。

この辺りを注意して、転職する段階から、「この分は年末調整できる」、「この分は確定申告が必要」と準備しておきましょう。

特に源泉徴収票は、年末調整・確定申告どちらをするにしても必要です。
入手しても、提出し忘れたり、失くしてしまいがちなので、しっかりと保管しておきましょう。