新卒はぬるま湯につかっている!?会社を転職したくなるのはなぜか

新卒者が試用期間も終わらないうちに退職するケースが増えているということが度々ニュースになったり、実際にそのようなケースに遭遇したりすることが増えてきました。

ちょっと昔の話、あるいは、社会人の先輩からは「仕事を舐めている」や「甘えが抜けきれていない」や「社会というものをわかっていない」などと言われていますが、実際はなぜ仕事をすぐに退職したり、転職したりするのでしょうか。

新卒者は会社に何を期待しているのか

新卒者が企業に就職するにあたって就職活動というものを大多数の人は行います。

新卒者向けのサイトもたくさんあり、そのなかで新卒者は仕事でなりたい自分とはどういうものか、自分の長所や短所はなにか、仕事で得たいものはなにかといったことを何度も考えます。

実際にエントリーシートにもこういった自己分析や希望する仕事内容を書く欄があります。

「内定をもらう=自分の希望もきちんと目を通してもらえた」と考えるのが普通といえるでしょう。

夢と希望とをもって入社し、研修期間中には社会人としての心構えやビジネスマウンドのもちかたについてレクチャーがあります。

そして、その先に実際に待っているのは、会社員としての基礎となる仕事やいわゆる下働きとしての業務です。今までの世界とのギャップに多くの新卒者は戸惑いを覚えます。

入社したばかりだからと考えて順応する人もいれば、自分のしたいことを唱えて異端児扱いをされる人、そのままやる気を失いドロップアウトする人などさまざまいます。

ここでお気づきいただけたでしょうか。

新卒者はこれまで何度も質問を受けるなかで夢や希望をどんどん膨らませていきます。自己分析だけがその原因ではありません。

入社するまでの聞かれてきた質問や研修時に受けるトレーニングもそれを助長させるのです。

そして、実際の仕事についてみて大きなギャップがあればあるほど、ドロップアウトしやすくなるのです。

 

違ったらどういう発想になるのか

自分の思い描いていた世界と実際の会社があまりにも違うと気づいたら新卒者はどのような発想になるのでしょうか。

まずは、自分の選択が間違っていたのではないかと思います。

実際の実務状況まで想定しきれなかったことを反省して、心機一転、自分が理想と考える職場に転職しようとなるのです。

これが早期に転職を決めてしまう要因です。

また、現在の10代〜20代は人との繋がりや関係性について非常に過敏な反応をします。

そこまでの関係性がないと感じている人から怒られたり、いびられたり、いじられたりすると、途端にその人との関係性をシャットダウンしてしまいます。

防御本能ともいえるこの行動は、SNSがもたらす悪い環境や社会性が稀薄な家族関係がもたらしたとも言われますが、単純にその人の特徴であったりもします。

その場では、すみませんや反省しているような態度であっても内面では違うことを考えていたりもします。

きちんと表出する人もいれば、今の状況では言うだけ無駄だと考えて言わない人もいます。

この言わないタイプは、転職の準備をしてさっとやめてしまうタイプともいえます。

 

転職の際の注意

では、新卒者はどのようにして転職をしていくのでしょうか。

一般的には転職をすることが多いです。方法も転職サイトを使う人もいれば、ハローワークを利用する人もいます。

現在は第2新卒という言葉で表されるように、新卒で就職できなかった、あるいは就職したけどすぐに辞めたなどの理由で卒業後3年までの人を第2新卒として、新卒と同様に扱おうという流れがあります。

この流れにのれば、再度新卒扱いで入社することが可能です。

ただし、これにも注意が必要なことがあります。

それは、転職を繰り返さないということです。

企業の風土に合わないなどの理由で転職を繰り返すと、その人自身の性格に問題があるのではないかと疑われることがあります。

これは正当な評価を捻じ曲げてしまうこともあるため、注意が必要です。

初めて転職するというときには、ブラック企業ではないか、福利厚生に問題はないか、自分の理想とするものは手に入れられそうかについてしっかり調べて考えた上で決断をしましょう。

 

まとめ

新卒者は会社に対して何を期待しているという正解はありません。

その人が就職活動をするなかで企業に求めることが異なるためです。

ヒントとなるのは、その人の面接なので話していた内容や、企業がビジョンとして掲げている姿といえるでしょう。

もし、自分の思い描いていたものと働き出した現状とで大きくギャップがあると、素直にそれを受け入れる場合と、自分に見極める力がなかったとそこで見切りをつけて、新しい職場を求める場合があります。

どちらが正解ということもありません。

就職してすぐの転職であれば、第二新卒として新卒とほぼかわらない扱いで再度入社することも可能です。

ただし、転職を繰り返すとその人自身に何らかの問題があるのではと疑われる可能性もあるので、注意が必要です。

転職先を決める前に、しっかりと企業について調べることが必要となるでしょう。